心理カウンセラー

週末東京で心理カウンセラー

プライドに抜けているもの

2日前、日経新聞の春秋内で「作り手のプライドはどこへいったのか。」という一文が心に残りました。

これは横浜市内のマンション傾きを受け、建築家へ向けたメッセージのようです。

「プライド(pride)」
□誇り
□自尊心
□自負心

辞書では、こう訳すようです。

この単語が心に残ったのには、私が最近まで感じていたプライドに対する「疑問」が関係します。それは、プライドが高いからこそ起こる精神的不調についてです。

数年前から心理学やカウンセリングに触れさせて頂き、プライドが高いからこそ起こる精神的不調の改善にも取り組み、学んでいます。そのなかで、プライドというものは、最初から持たない方が望ましいのではないか、、、と思いました。

プライドが原因となる悩み、心の不調を訴える方には共通点がいくつか見られます。そのひとつは「親から植え付けられた一方的な価値観」です。

□医者でなければ価値がない。
□大手に勤めていなければ価値がない。
□親の言う通りに行動しなければ価値がない。
…等

子どもの頃から植え付けられた親の一方的な価値観により、悩み苦しむ方は多くいらっしゃいます。

ですが「私は今の仕事に誇りをもっています」と、とてもイキイキと話される方もいます。幸せで充実した表情をされています。

心の不調の解決に「自尊心」を取り戻すことはとてもとても大切なテーマです。

プライドにある良い面と悪い面。その悪い面は「一方的な価値観」が大きく影響しています。

親からの一方的な価値観に抜け落ちている大切なものは、当事者本人の気持ちです。

本人が生まれもって心で感じている気持ち。

ありのまま自然と沸き上がる、~したい、~になりたい、という気持ち。

これらは一時的に我慢で押さえつけることが出来るのかもしれませんが、その我慢を長年続けることは、心の不調のきっかけになるのですね。

あなたの心の自然の姿に気付き、素敵なプライドに出会えますように♪

チャメプロジェクト
~心を学ぶと色々見えてくる~
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